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bakit kalungot ka? - Ate Yuki

悲しい顔をしているねと、ユキが言った。
そんなつもりはなかったが、実は悲しい出来事があって、少し落ち込んでいた。そうかな、悲しい顔してるってわかる?
「わかるよ、何かあったんですか?」
どうしてそういうことを見抜けるんだろうと思った。ちょっと複雑なことがあって落ち込んでる。
「そう。何かあったのね」
言いたくないことなら、言わなくていいわというような感じで、それ以上のことは聞かなかった。
店に行く前、同じ会社の同僚からメールが着た。メールの内容には、人が辞めるということが書いてあって、君はそれを知っている?という内容だったが、俺はそのメールで初めてそのことを知った。
その会社を辞めるという人は、とても近いところにいる人で、もう何年もこの会社にいるし、年だっていくつもいっているし、これから先はこの会社にずっといるんだろうと思っていたから、正直ショックを受けた。本当に、その人が辞めるなんていうことは考えられなかったが、メールをくれた同僚は人事課にいて、実際に退職届を渡したと言っていたので、嘘ではないのだ。
俺は、その人が会社を辞めるということにショックを受けたが、そういうことを何の気無しにメールしてくる同僚の無神経さに腹が立った。会社の人が辞める、しかも俺にとってすごい近い人間にことなのに、そういう内容のメールを送ってくることが本当に信じられなかった。
俺は同僚に、絶対に誰にも言わないようにしようとメールしたが、荒れた気持ちになった。
そういう心境になっていたことを、ユキは俺の目を見ただけで見抜いてしまった。私の弟、といつも言われるが、実は本当に姉なんじゃないかと思ってしまった。

店が混み始める。
アミがにこにこしながら、店の奥からティッシュに包んだ何かを持ってきた。また、薬だった。頼んだわけではない。この調子だと、毎週変な薬を飲まされそうだ。やれやれと思いながら、水割りで流し込む。
先週飲んだ薬よりも、さらに効果が強いものらしい。
店が終わったあと、ご飯を食べに行ったが、食欲がなくて、ほとんど何も食べれなかった。事情を知らないカナが、コレ食べてアレ食べてと言言うたびにアミの顔を見た。アミは楽しそうににこにこ笑っていたが、食べ終わって外に出た後、アミに全然食べれなかったじゃないかと怒ったが、まだずっと笑っていたので、まあいっかという気分になった。

友人が嫌いに思っている客が、俺の隣に座った。
俺のテーブルにある焼酎を、そいつが勝手に取って、自分のグラスに注いだ。頭にきたが、ここで怒ってしまうと絶対にケンカになるし、たとえ相手が悪いとしてもそういうことで店のみんなに迷惑をかけたくなかったので、気持ちを落ち着けた。
俺は何も言っていないが、隣のテーブルのオヤジが、何だよ、酒くらい俺らが払うから飲ませろよというようなことを言った。勝手に取っておいていったい何を言ってるんだと思った。友人もキレそうになっているが、たぶん俺と同じことを考えていたのだろう、大人しくしていた。
その後も、何度も俺にからんできた。
誰が目当てでここに来てるんだ?目当ての人がいないとこないだろ?俺はママとユキちゃんが目当てなんだ、あんたは誰なんだ?
何がママとユキちゃんが目当てだ、さっきユキに向かって、初めて見る顔だね、ニューフェイス?とか言ってたじゃないか、知ったかぶりしやがってと思ったが、当たり障りのないことを言って流した。
そのオヤジの隣にアミが座った。アミの太股を触りながら、俺はアミちゃんが大好きだとか言っているが、アミもウンザリしたような顔をしてる。さっきママとユキちゃんが好きだって言ってたじゃねえか。オヤジはそうかそうかと笑いながら、俺の肩を叩いた。
女の子がなかなか来なくて、早く来させろというようなことも言っている。お前はいったい何様だ。
もうこういう客には本当にウンザリする。俺の隣に座るヤツは、大抵からんでくるし、年下の俺を見下げるようにして何かを言われるから、本当に頭にくる。俺は店の従業員でもホストでもない。そんな酒に酔ったオヤジに説教されるためにここに来ているんじゃない。
そのオヤジに、誰が目当てで来てるんだ?と聞かれたとき、友人がうまいことを言った。てめえみてえなバカなヤツを見る為にきてんだよ。

そういう頭にくる客もいるが、良い客もいる。
店の隅のテーブルに、少し前に仲良くなったおっちゃんが座っている。今日はそのおっちゃんの友達らしい人も一緒だった。
初めて会ったときには気の会う者同士、2回目に会えば顔馴染み、3度も会えばもう友達になっている。このおっちゃんとは3度目だった。
おっちゃんが酒に潰れたらしく、トイレにずっとこもっている。友人は、その吐く姿を見たらしく、血を吐いていたと言っていた。どこか悪いのかも知れない。
店を出た後も通りでうずくまっていて、一緒にした友達らしき人が背中をさすっている。大丈夫?と聞くと、大丈夫です大丈夫です、まったく常連さんにまで心配かけてコイツは、と言いながらタクシー乗り場に向かっていった。

そして、今日また新たに、仲良くなった人がいる。
向かいのテーブルに座っていたインド人の人だ。とても体が大きくて、手なんかは俺の2倍くらいはあった。
俺が歌を歌って、インド人の人はそれを聞き終わると、Good!!と言って親指を立てて見せた。ありがとう!とお礼する。
ソラフネ、一緒に歌いましょうと言われる。ソラフネ、と聞いて、俺は八代亜紀を思い浮かべてしまった。そんな演歌なんて歌えないよと思ったがせっかくの誘いだから受けないわけにはいかない。
そのインド人は、カナの友達らしい。日本語、英語、タガログ語はペラペラだと言うので安心した。
ソラフネが流れる。八代亜紀ではなく、TOKIOのほうのソラフネだった。ほっとした。インド人は、あまり歌えなかった。若い俺に気を遣ってくれて、そういう流行の曲を入れてくれたのだ。
帰るとき、今度きたときは、あなたと隣のテーブルにしてもらいマス、またいつか会いましょう、とインド人に軽くハグされる。いつも土曜日はここに来ているから、またいつでも会えるよと握手して別れた。
とても良い人だった。何の仕事をしている人だろう?屋台で大きな肉とか売っていそうだ。
そのインド人以外にも、別の国の人が来ていた。その人とは話をしたことはないが、この店にはいろいろな国籍の人がやってくる。欧米の人はいないが、アジア系か、ブラジル系な感じの人たちが多い。今日のインド人は日本語が通じたが、通じないほうが多い気がする。

カナやアミたちとご飯を食べに行く。もちろん友人も。ユキも来た。やった!と思った。ユキの身の上話を聞いたので、なんか他人のわうに思えないのだ。
どでかいパフェが運ばれてきた。いったい誰が注文したんだ。俺にも小皿に分けて取られる。甘いものは苦手だ。ねえユキ食べない?と聞くと、ユキ、じゃないでしょうと言われる。生意気に何呼び捨てにしてんの?という感じで、お姉さんでしょうと言われる。冗談ぽくなかったので、ゴメン、と言うしかなかった。
みんながずっとタガログ語で何かを話している。ね、面白いでしょう?と時折カナに振られるが、そんなに聞き取れていない。とりあえず、ウンと頷いたりするが、本当に何を言っているのかあまりわからなかった。前に、タガログを勉強しているという話をしたときがあったので、わかるもんだと思われているようだ。
店でフィリピンの歌が流れるときがある。歌だと、歌詞も出てくるし、歌に出てくる言葉は話し言葉と違ってわかりやすいので、口ずさんでいると、ケイが、わかるの!?と言った。あんまりわからないけどねと言おうとしたら、カナがすごい勢いでケイに、わかるんだよ!勉強してるからね!と言ったので、もうわかるもんだということになっているので、正直あせった。別に、勉強中って言っただけで、わかるって言ってないのにな。

タクシーがあまりいない。
友人がタクシー会社に電話している。
その後、5分くらいしたら、一台やってきた。カナとアミを先に乗せた。ユキは近くに住んでいるので、そのまま歩いて帰った。
10分くらいしたらもう一台やってきて、友人を先に乗せた。俺が最後に残ったが、10分くらい待ったがまだ来ない。
例の、タクシー会社の締め日というヤツで、あまり台数が出ていないのだろう。
ウォータービジネスの人たちが、チラホラ現れ始める。お客を連れた人もいれば、携帯で電話している人もいる。
タクシー待ちをしているのは俺しかいなかったが、そのタクシー待ちをする人が並ぶスロープになったところの端に、やはり仕事帰りと思われる女の子が一人きた。グレーのパーカーにジーンズ、スニーカーを履いていたので、キャバクラではなくてきっとスナックとかだろうなと思った。暗かったので顔はよく見えなかった。
その人とは微妙な距離が開いていたが、少し経つととことこ近づいてきて、タクシー待ってんですか?と話しかけられる。もう20分くらい待ってますね。そんなに!?と驚かれる。もう始発の電車きちゃうよ。
びっくりするくらいのハスキーボイスで、男みたいな話し方をする。
さっきタクシー会社に電話をしたんだけどね、全然こないねと言うと、ガハハと笑って、ふざけてる!と言った。ヤンキーみたいな人だった。
ようやくタクシーが一台戻ってきた。
どこまで行くんですか?と聞いて、方向が一緒だったら相乗りしようかと思ったがやめた。
きてよかったねー、と見送られつつ、家路に。
タクシー待ちをしていると、本当によく話しかけられる。礼儀正しい人もいれば、酒に酔った血の気の多い人もいるし、今日みたいに仕事帰りの女の子もいるが、そういったところでする何気ない会話というのがけっこう好きだったりする。普段ならまったく接点のないようなライフスタイルの違う人同士が、5分とか10分の間だけ、寒いですねとか、飲んでいたんですか?とか、何気ない会話でほんの少しだけ接する。
だから最近は、タクシーがすぐ来なくても、まあいっかという気分になる。
コーヒー&シガレットという、煙草とコーヒーを飲む間にする何気ない会話を描いた映画があるが、それと似ている。

翌日も友人宅で、ビバラバムを見ながら遅くまで飲んでいて、朝起きてから花屋に行った。
17日に、アミの誕生日のお祝いをするので、仕込みの花を準備するのだ。
はじめはバスケットに入った花にしようと思っていたがやめて、きちんとした花束にした。帰りはどうせタクシーだし、持ち運びを気にしなくてもいいのだ。大まかなイメージを伝えて、バラを数本入れてもらうことにした。
遅くまで飲んでいるとき、どうやって花を渡そうかと話し合ったが、やはり店の人たちに協力してもらわないとタイミングが難しいという結論になった。
なぜなら、アミの誕生日のほかにも、俺の誕生日のお祝いもあるみたいだし、本当かどうかわからないが、バレンタインのお祝いもあるようなので、一日のなかで3つもイベントをやるとなると、きっとタイミングが難しいので、あまり手の込んだことをするとたぶん失敗すると思った。
友人は、店に入ったときに花を渡すか、それとも12時をまわったときに渡すか迷っていた。アミの誕生日は18日なので、それを気にしていたのだが、別にどっちでも悪くないと思った。
結局、花を昼間に準備しておいて、店の途中に外に行って、コインロッカーに忍ばせた花束を持って、がちゃりと店の扉を開けて、おめでとう、という感じにすることにしたが、うまくタイミングを計らないと、きっとグダグダな感じになるので、カナとかとあとで軽くミーティングしないといけない。当然他の一般客もいるので、迷惑にならないように。
でも、こういう計画ごとって面白いよな。どちらかというと、俺はサポート役のほうが好きで、あれこれアドバイスしたり、ディレクトしたりする。何かを他の誰かと協力してつくり上げるというのが好きなんだろうな。
花束も準備したり、プレゼントも用意したみたいだし、あとはミーティングするだけだ。
さて、いっちょ頑張りますかー。

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