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駅前でバッタリ会う。

先週の金曜日、事務所に中途採用となった人がやってくる。
ずっと前からの取引先の人で、その取引先と事務所のメンバーとの間では、予てから噂になっていた。
この時期、よく他の部署の人から、君らの事務所には新人は入らないの?なんていうふうに聞かれるけど、そういう質問は無駄だ。
仮に誰か入るにしても、入るときまで公言してはいけないので、よくわからないと答えるしかない。
それでも追求してくる人間は空気の読めない馬鹿だ。

というわけで、金曜日はその人の歓迎会。
以前からよく知っている人だし、何度もうちの会社来ているので、至って普通の飲み会である。
先輩が焼肉食べたいというので、近くの焼肉屋を予約して食べて、次にカラオケに行くことになり、近くのカラオケ屋に入って歌う。
先輩と中途の人は年も近いし、アニメ大好きで趣味もよく合うようなので、このキーは高いだの、そのアニメ懐かしいだの、仲良く歌っておりました。
カラオケにはあまり行かないけど、歌は一応、オールマイティに知っているので、付き合い程度に歌う。
アニメも、エヴァンゲリオンは見てたしな。

カラオケも終わって、電車で二駅の自宅最寄り駅で降りて、さあてバスはまだ残ってるかなあなんて思いながら駅を出ると、発車しようとしているバスを発見する。
あーよしよし、乗って帰って早く寝ようと思いながら、ふと視界のなかに、どこかで見たことのある女の子の姿が映る。
あ、マイちゃんだ。
なんでこんなとこにおんねん・・・。
マイちゃんも俺に気がついたらしく、あっ!と驚いた顔をする。
俺は仕事帰りなので、スーツを着ている。
いつもと服が違うから誰だかわからなかったよ、と言いながら、電話をかけている。
お客さん?
そうそう、吉野家にいるって言ってたんだけど・・・。
すぐそこだよね。
うん、今帰り?飲みにこない?
うんいいよ、ちょっとだけなら。
わかった、先に行ってて。
こんな調子でいつも駅前でバッタリ会ったらどうしよう。
店に着くと、すでにカウンターに酒と突き出しが用意されている。
マスターとママが、いらっしゃいとニコニコしながら、酒を作る。

自転車で飲酒しても罰金で50万とられる、とママがウンザリした顔で話す。
この前も自転車乗ってたら、警察にとめられたよ。
どうして?
ビザ持ってるかどうかチェックするのよ、オーバーステイとか、昔はよくあったからね。
そう言えば、いつものPPにいたケイも、よく自転車乗ってたら警察にとめられたと言っていたことを思い出した。
マスターが俺の携帯を手に持って、この携帯はフィリピンでも使えるね、ママに見せている。
携帯の本体だけを買って、1ヶ月で解約して、フィリピンにそれを持って行って向こうで使う、と言っていたが、今は違約金が高いからそれが出来なくなったと言う。
最初、マスターと会ったときは、なんかずる賢そうな感じがして嫌だなと思ったが、こうやっていろいろ話してみると印象が随分と違って、とても面白い人なんだなと思った。
人懐っこくて、色んなことに興味を持ってくれる。まあ当然だけど、料理も美味いし。
マイちゃんがお客さんを連れて戻ってくる。カウンターに座っている俺を後ろから、その恐ろしく強い力で抱きしめてきて、後でね、となどと言いながら別のテーブルに座る。
テーブルが空いたのでそこに移って、マスターとママと太ったピナがきて、故郷の話をしたり歌を歌ったりしている。
太ったピナが、自分の子供がかわいくてしようがない、といった感じで、携帯で撮った子供達の写真を見せてくれる。
高校生の姉、まだ小さい妹と弟、高校生は姉のサングラスを、それをマネして妹がかけている。妹はカメラを向けると必ずポーズを取る、と言いながら楽しそうに話す。弟も姉のドレスを真似して着ていて、オカマちゃん、と太ったピナが話す。
父親はずっと昔に逃げられてしまった。姉も夜は水商売をしている。

しばらくするとマイちゃんがやってくる。
マスターが作った肉じゃがはおいしかったなあ、と話すと、私も作れるよ、今度作ってきてあげるよ、と言われる。
横須賀のベースに、よく行く、という話になる。
マスターもその話には興味深々といった感じで聞いていて、ベースの中では物が安く買えるとか、こんなに大きいステーキがあるとか、ベースの中にいるいとこから男性を紹介されるが英語が話せないのですぐに引っ込んでしまうとか、楽しそうに話している。
私、ステーキ、脂の所がすごく好きなの。
えー?ドロドロして気持ち悪くない?
ステーキ全部、あの脂身だったらいいのに。
そんなんじゃ牛、肥満になって死んじゃうよ、脂身はちょっとだけあるからおいしいんだよ、全部だったら気持ち悪くて食べれないってば。
ホラ、トンソクって食べたことある?
あー、あんまり好きじゃないね、トンソク。
私、あれを焼くのよ、焼くとステーキの脂身みたいになっておいしい。
あれ?そう言えば、カナもトンソク焼いて食ってたな、フィリピンスタイル、とか言いながら、何故か得意げに。
焼くとおいしいのよ、ホントに。
あ、俺さっき、会社の人の歓迎会で焼肉食ってきた。
えっ!?と、何あんただけ食ってんの?みたいに驚くマイちゃんとマスター。
もうね、腹いっぱい食べたよ。
えー、自分だけ・・・。
太るよ。
でもあたし、3KG痩せたのよ。
スゴイね、3KGも。
お腹を触ってみて、正直あんまり変わってない気がしたので、あっはっはまたまた~と笑って誤魔化した。
俺だってそんなに痩せてないんだよ、60KGあるよ。
ウソ、60KGはウソよ。
ホントだって、お腹だってプヨプヨしてるし。
うーん、どう見ても60KGはないけどなぁ。

ちょっとだけ、と言ったのに、結局ラストまで居座ってしまった。
お客さんも、俺ともう一人の男だけになっている。
チューして手を振って店を出た後、店の女の子に呼び止められて、もう一人のお客さんが、俺と帰る方向が同じなので、代行に相乗りさせてもらえることになった。
近くまで送ってもらう。

次の日の夜、借りて見ていなかった映画を見ながらお酒を飲んでいると、電話が鳴る。
マイちゃんかなあと思って手に取ると、いつものPPからだった。
GW前に、また行くねと言っていた。しかし今日は、マイちゃんと約束していたので、行くことが出来なくなった。
でも、マイちゃんの店に行くから、とは言えない。マイちゃんも元々は、そこのママさんの下で働いていたので知らない仲ではないのだが、やっぱり言えない。ミキのこともあるし。
友達と出掛けると嘘を付いてしまった。ママさん、良い人なのであまり嘘は付きたくないんだけど、しようがない。心が痛む。来週は行ってあげよう。

その後、トリビアの副音声でゲゲゲのキタロウの目玉の親父の声を聞いていると、マイちゃんから電話が掛かってくる。
肉じゃが作ったよ、来る?
うん行く行く。
はーい。
歩いてその店まで行って、テーブルに座って酒を飲んでいると、マイちゃんが弁当箱に入れて肉じゃがを持ってきてくれた。
今日は俺も調子が良くて、テンション良くペラペラといろいろ話す。
昨日の一緒に帰った人、大丈夫だった?とマイちゃんが聞いてくる。どういう意味だろう?
昨日の人、オカマなんだよ(笑)
先に言おうよ!なんでオカマと一緒に帰すんだよ!
あはは(笑)、オカマだけど、男でも女でもどっちでもOKな人なんだって。
どっちでもOKじゃないよ、もう。
あのままホテル連れて行かれたんじゃないかってみんな言ってたんだよ、みんな!ホテル行ったってー!
行ってないよ!
そんなバカ話をしていると、Oo,nga pala、話は変わるけど、とマイちゃんが言った。
Miki,Come back to "S"(いつものPPの名前)
Ha!? Bakit? sabi mo, became fire niya.
Oo,もう、バカだよね、プライドないよ、ミキ。
面接行って、もう今日から働いてるよ、と言った。
カナから電話があったんだって、戻ってこないかってママから伝えてくれって言われたってさ、まさか本当に戻ると思わなかったよ、ミキね、ビザが切れそうになってて、入管が入ったらマズイからって、ママさんがクビにしたのよ、それで泣きながら私に電話してきて、私、ママと話したんだよ、それなのに戻ったりして、プライドないよミキは、ほんとバカだよ。
フィリピーナを代表して、というふうにマイちゃんは話した。
俺はてっきり、Sは入管に怯える経営ではないと思い込んでいたが、勘違いだった。離婚者が多いので、きっと永住ビザはあるもんだと思っていたのだが、よく考えてみればそんな調子の良い話ではないよな。
言われてみれば、ミキがクビになった理由で最もしっくりくるのは、ビザの関係しかない。
ははーん、と思った。
GW前にSへ行ったとき、ミキが男を連れて店にやってきた。
ビザが切れそうになったから、その男と籍を入れるつもりだったんだな。
それでたぶん、そのときは籍を入れれるくらい男とうまくいっていたので、得意げに店に来ることも出来たが、Sに戻ったということは、男とは決別したんだろうと思った。
プライドとビザ、マイちゃんの言うこともわかるけど、意地になって、送還されるよりは良いってことなんだろう。
そんなことを考えていると、カナからメールが届いた。
おかえりなさい、今日飲みに行かない?会いたい。
えーと、あれ?今、店にいるんじゃ・・・暇なのかな、終わってから行こうってことか。いやー、無理があるなあ、でも今の調子だと行ってしまいそうになる。
メールを返そうにも終始マイちゃんが抱きついているので不可能だ。
でもカナも、なんちゅうタイミングでメールしてくるんだ・・・こっちの行動がバレてるのかと思う。ママさんには、友達と出かけてるって言ってあるのに。
しかし、バレたら怖い。殺されるんじゃないかな。
このまま隠しとおせるか非常に気になる。ミキがカムバックしたことで、またややこしくなる。
まあでも、ミキが店にいないとしても、ピナ同士で情報交換されるから、全くバレないっていう保証はもともとないしな。
今回のミキの行動は、誤算だった。
まさか戻るとは。

イギリス人がやってきた。さのイギリス人が来て、しばらくすると英語を話す日系人がきた。グローバルだな、この店は。
イギリス人と日系人が隣のテーブルに座って、英語でペラペラ話している。
マイちゃんが、ビジネスの話、と言っている。
ついこの前も、そのイギリス人が一瞬、店にやってきて、エヴァ似のガマガエルと少しだけ話をしてすぐに帰って行った。確か、ミュージシャンのような話をしていた気がする。

変なばあさんがやってきた。
キス魔だから気をつけて、とマイちゃんが毛嫌いするようにして言う。隣に座ってキスしていくのよ、お客さんだから何も言えないけど。
すると本当に近くにきて、座りたそうにしている。俺は眼を合わさないにした。
イギリス人も信じられないといったように、ぽかーんとした顔でそのばあさんを見ている。まるで珍獣でも発見したように。
ノーセンキュー、と手を振った。思わず俺は笑ってしまう。

ラストまでいる。
マイちゃんと別れてから、一応、カナに電話をかける。
もしもし?
恐ろしくテンションが低い声だった。怖い、と思った。
もしもし?もう帰っちゃったよ・・・。
・・・ごめん。
何、会社の人と飲んでたの?
ううん、別の人だよ。
ふうん、そっか。
またねと電話を切る。
こりゃ取り繕うのが大変だぞー。店にも行かず、飲みもすっぽかしたからなー。今度、オカマパブにでも連れてってやるか・・・。

翌日、買い物の帰り、駅前で、騒がしいピナを見かける。後姿でも、ピナだと判別できるようになったな。
どっかで見た背格好だなあと思って、抜き去って行こうとするせつな、顔を見ると、ボーリングで知り合ったロナウジーニョじゃないか。二度見してしまった。
やあ、と声をかけると、すぐに誰だとわからないようだった。
あ!あの、ボーリングの人!
ロナウジーニョは、もう一人のピナと一緒に歩いていた。その人にも、見覚えがあった。マイちゃんの店での、太ったピナが携帯の写真で見せてくれた、その太ったピナの娘だ。間違いない。
タガログで、その太ったピナの娘に、マイちゃんのどうのこうの・・・とペラペラ説明している。俺は二日酔いでフラフラしていたので、あまり話さなかった。
名前なんだっけ、名前名前・・・、と混乱している。
でもすぐに別れた。
あー、こりゃ、またどっかでフラっとバッタリすることもあるんだろうなあ。

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俺とPP | trackback(0) | comment(2) |
>> 2007/05/18 10:30
>ベースの中では物が安く買えるとか、こんなに大きいステーキがあるとか、ベースの中にいるいとこから男性を紹介されるが英語が話せないのですぐに引っ込んでしまうとか、楽しそうに話している
らしいですねぇ
先日逝った店のジャピーナも毎年逝くらしいです。
しかしシャンプーやリンスなんかは普通の安売りショップのが安いと思うんですけどね

ちなみにオイラはバブイのでUSサイズ必須!
いつも探すのに苦労するので、そのジャピーナが次回逝くときは頼もうかなと画策中でふ
>> 2007/05/18 22:01
(▼▼)さん

私がこの記事で書いてるピナも、定期的に行ってるみたいですね。
物によりきりなんでしょうかね~。
洗濯用の洗剤は、ビックリするくらいでかいサイズのものが置いてあるそうですよ(笑)
俺も頼んでみようかなあ。








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